「ない」曲たち

松本典子『Kissが届かない』〜何かが【ない】曲 〜

NAI NAI NAI   恋じゃNAI

NAI NAI NAI  愛じゃNAI

NAI NAI NAI  でも止まらNAI

 

といえば「ない」曲の王道

 

シブがき隊のデビュー曲「NAI・NAI 16

 

 

そんなシブがき隊主演映画

 

バロー・ギャングBC」でデビューしたアイドルが今回の主役です。

 

では「ない」曲をさっそく聴いてみたいとおもいます。

 

「Kissが届かない」 松本典子

 

KISSが届かない

作詞:松本典子/作曲:MAYUMI/編曲:山川恵津子

 

1991年発売・松本典子の13枚にしてラストシングル

 

B面も「今夜も眠れない」という

 

「ない」曲好きにはたまらないシングルとなっています

 

CDより生演奏のほうが魅力のある曲

しかも演奏は「岡本章生とゲイスターズ」!

 

で歌詞の内容は

 

元々は彼女の片思いだったのでしょうか

 

夢中で彼を追いかけていたら 今は隣にいるようです

 

デートに遅刻の彼ですが

 

恋人になりそうな予感の2人

 

キスが届くそれまでは

 

信じていてね という

 

普通のピュアなラブストーリーの曲なんですが

 

この曲、松本典子さん本人が作詞しています

 

「左の横顔が好き」など妙に具体的な表現もあるのですが

 

このシングルの翌年の92年に

 

兄弟でプロ野球で活躍した、ヤクルトスワローズの笘篠賢治さんと結婚します。

 

 

なので実体験を元に書いたのかと想像します

 

アイドルとプロ野球選手との恋愛だけに

 

派手な付き合いはできなかったのでしょうか

 

実際仲の良い人にも当初は教えてなかったようです

 

85年組同期の井森美幸と森口博子の披露宴でのコメント

 

 

下着の素材の変化から、男の存在を嗅ぎ当てる森口と

 

彼氏がいることを教えてもらえなかった井森の

 

敵を欺くにはまずは味方から」という

 

短いながらも確実に笑いをとる2人のトークスキルに脱帽です。

 

人に知られてはいけない特殊な恋愛

 

なかなか発展していかないもどかしさが

 

B面「今夜も眠れない」と合わせて

 

歌詞からもわかるような気がします

 

 

コントで花開く才能 松本典子

松本典子さんは女性アイドルの当たり年、85年に歌手デビュー

 

松田聖子の流れをくむ、正統派で清純なイメージで人気がありました

 

デビュー曲「春風のエアメール」をEPOが作詞・作曲

 

その後も作曲陣は、小坂明子・呉田軽穂(松任谷由実)・矢野顕子・久保田利伸・中島みゆき・来生たかお

 

などなどそうそうたる顔ぶれでしたが

 

これといったヒット曲はありませんでした

 

そんな彼女がブレイクしたのが、「志村けんのだいじょぶだぁ」でのコント

 

 

おなじく85年組の石野陽子(現・いしのようこ)とともに

 

今までのイメージをくつがえす、アイドルとはおもえない体当たりの演技で番組を盛り上げ

 

バラエティで才能が開花しました

 

 

というわけで「Kissが届かない度」は

 

です。

 

では次回も「ない」曲を紹介するかどうかはわからないです。

 

 

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